12月9日、パチューカ来日公式会見
12月9日、パチューカが来日公式会見を行いました。7代表の先陣を切って5日に来日したパチューカは、7日には報道陣をシャットアウトして筑波大と練習試合を行うなど準備は万全。
会見したメサ監督、そしてキャプテンのGKカレロ、MFカバジェロ、MFコレアの3選手は揃って、昨年初戦で敗退した汚名返上を誓いました。
メサ監督
「もう一度、この場に戻れてうれしく思う。昨年のアフリカとの対戦は、自分たちのパフォーマンスが悪かったわけではないが、残念なことにすぐ帰国するはめになった。あの時に、来年も北中米カリブ王者になって日本に戻るぞと誓った。神も味方をしてくれたし、神以外のさまざまな力もあって、この場所に戻って来ることができたと思う。」
GK カレロ
「再びクラブ世界一を決める大会に出られることを幸せに思う。神のご加護があってのこと。決勝へ繋がるいいプレーをして、タイトルを持ち帰りたい。戻って来れるとは思っていなかったので本当にうれしい。」
MF カバジェロ
「最近のアルアハリの試合をいくつか見たが、ボール扱いがうまい、ジャンプも高い、ミスの少ないチーム。だが、チャンスは自分たちにもある。ぜひチャンピオンになることをめざしているので、その第一歩として、まずはエジプトのチームに勝ちたいと思う。」
MF コレア
「監督やチームメートが言ったように、日本にまた来ることが出来て本当にうれしいと思っている。我々のモチベーションは非常に高く、ぜひチャンピオンのタイトルを国に持ち帰りたい。ここ数年、パチューカは素晴らしいサッカーをしている。まずは決勝に進みたい。」
Q.メキシコ代表は最近かなり苦戦しており、先月のホンジュラス戦にも敗れている。同じメキシコから来たチームとしてプレッシャーはあるか?
メサ監督
「メキシコ代表はメキシコ代表で、パチューカはパチューカ。関係ないのでは?ここには、パチューカとして日本に来たのだ。ライバルに対する尊敬の念を持って、メキシコの新しい歴史に名を残したい。」
Q.アルアハリの印象は?
メサ監督
「アルアハリは、非常に良いプレーをするボール扱いにたけているチームで、均衡を崩すのがうまい。空中戦にも強いと思う。チームをグループとして見ているので選手の個人名はあげたくない。」
Q.昨年と今年で、準備に違いはあるか?
メサ監督
「今年と昨年では全然違う。大会に臨む姿勢が違う。初戦の8日前に来日したのは、それだけ綿密な準備をしているということ。昨年の敗戦は、自分たちにとって“学びの場”だったと思っている。昨年の失敗から学習して、早く準備に取り掛かり、絶対に決勝まで行くんだという意気込みで日本に戻ってきた。選手たちはメンタル的にも充実しておりここ数日間のプレー内容も良いので、決勝までいけると思っている。」
Q.けがをしている選手は?寒さ対策はしているか?
メサ監督
「特に寒いとは思っていない。アルアハリは、戦う相手として不足はない。昨年はどういうわけか負けてしまった感がある。しいて言えば、決定力がなかったと思う。選手たちが言ったように、早めに来日しており、気候や時差対策もできていると思う。ケガ人はいないし、選手たちのコンディションもベストに近い。優秀なトレーナーがいるからね。」
Q.最も対戦してみたいクラブは?
MF カバジェロ
「出場する7チームは各大陸王者なのだから、どのチームと対戦するのも楽しみ。まずは初戦で結果を出さないと、次のことは考えられない。勝ち進むために、まずはアルアハリに勝ちたい。」
Q.アルアハリはパチューカとの対戦が決まって運が良かったと言っていたが、どう思うか?
メサ監督
「それはそれでいいのでは?」
Q.パチューカのサッカーの素晴らしいところは?
メサ監督
「とにかくピッチ全体から目を離さないでほしいと言いたい。ピッチを広く使ってプレーするのがパチューカのスタイルだ。テクニックもあり、ボール扱いもうまい。決定力もある。」
Q.先日、筑波大学との練習試合で手応えは?
メサ監督
「初戦まで4日もある。フォーメーションについて明かすことは、リスキーなので具体的には言えないが、チームの連係プレーを高めていきたいと思っている。」