出場チーム

12月16日、リガ・デ・キト戦前日練習

12月16日、南米王者リガ・デ・キトとの準決勝を明日に控えたパチューカが最終調整を行いました。勝てば、ヨーロッパ、南米以外のクラブが初めて決勝に進むことになりますが、初戦のアルアハリ戦を大逆転で勝ったパチューカには気負いなどなく、終始笑顔の最終調整となりました。

アルアハリ戦で逆転ゴール FW アルバレス
「南米のチームは攻守の入れ替わりの早い激しいサッカーをするが、パチューカはよりダイナミックなサッカーをするチーム。前線に多くの才能ある選手がいて、パス回しをベースとしている。うちは前線に放り込むことはせず、攻撃を組み立てるスタイル。試合では、自分たちの持ち味を発揮すればいいだけ。」

Q.エアギターのパフォーマンスはまたやる?

「可能性はあるよ。出来たらいいな、いや絶対にする!」

Q.雨の可能性があるが?

「天気は両チームにとって同じ条件だから、気にしていない。寒くても、雨が降っても自分たちのサッカーをするだけ。」

Q.PKの練習をしていたが?

「どんな展開になるかわからないからね。練習しておくに越したことはない。PK戦でチャンピオンになることだって多いので、軽視するわけにはいかない。サッカーはディテールが大事なスポーツ。それが勝敗を分けるポイントになると思っている。我々は、北中米カリブ王者として決勝で戦う最初のチームになりたい。これまでは、常に南米とヨーロッパだったから、歴史を塗り替えるチームになりたい。出来れば、90分でね!(笑)」

Q.リガ・デ・キトは、FWヒメネスとFWマリオニを警戒して、アルバレスの名はなかったが?

「それはどうでもいいこと。2人は素晴らしい選手だし、パチューカの攻撃を警戒しているという意味。大事なのは個人ではなく、チームだ。」

Q.またゴールを見せて下さい!

「ゴールはぜひ決めたい。ゴールはサッカー選手にとって、一番の感動だからね。もう一度、あの舞台でゴールを決めたいと思う。選手なら誰でもそう願っていると思う。」

GKカレロ
「北中米カリブの代表として初の決勝進出を果たしたい。決勝の相手は、マンチェスター・ユナイテッドかガンバ大阪かは分からないが、まずリガ・デ・キトとの戦いについて考えなければ。神様が味方についてくれれば、願いが叶うだろう。」

Q.リガ・デ・キトの監督が、PKの練習をするなんてバカと言ったが?

「言わせておけばいい。もし実際にそうなる可能性があるなら、PKの準備をしておくに越したことはない。もちろん、90分で勝つ事を考えている。もしPK戦になれば、有利なのはパチューカだね。」

Q.リガ・デ・キトで警戒している選手は?

「MFマンソはいい選手。MFボラーニョスもいいね。あとはキャプテンのMFウルティア。GKホセ(セバージョス)もいいGKだと思っている。明日はいい試合になるだろう。攻守の切り替えの激しい乱戦になって欲しい。ファンに楽しんでもらえる試合にしたい。鍵となるのは、組織だったプレーをする事。我慢強く戦う事。少ないチャンスを、確実にゴールに結びつける事。リガ・デ・キトの守備がいいので、最初の点を取った方が有利だろう。スコアは1−0でも2−0でも良い。まず勝つ事が重要。夢はマンチェスターUと戦う事だが、その前にリガ・デ・キトを倒さないとね。マンチェスターUだって、ガンバ大阪に足元をすくわれる可能性があるのだから。」

メサ監督
「明日の試合に向け、チームは十分な準備が出来ている。アルアハリ戦では内容で上回り重要な勝利を手に入れる事が出来た。次は南米王者で、いい選手が揃っている。その分、パチューカもモチベーションが上がって来ている。ダイナミックないい試合になるだろう。それは、この大会の特徴でもある。パチューカがボールを支配し、いいサッカーをお見せしたい。」

Q.スタメンは決めたか?

「DFアギラルに代えてDFロハスを起用するつもり。さらにDFロドリゲスに代えて、MFカルデナスを使うと思う。」

Q.アルアハリ戦はうまく戦うことが出来たからか?

「それはもう済んだこと。パチューカの勝利だ。今はむしろ、リガ・デ・キトの事を考えなければならない。とても素晴らしいチームだからね。もちろん、マンチェスターUの事も頭にはある。しかし、まずは目先の試合を勝たなければならない。決勝だって、マンチェスターUかガンバ大阪か分からないしね。サッカーは何が起こるか分からない。近いうちに、北中米カリブ王者が決勝の舞台に立つ日が来る。」

Q.パチューカがその最初のチームになるという事か?

「そうなる事が目標。まずはリガ・デ・キトに勝たなければならない。あまり先の事を考えるべきではない。まず、明日の試合でベストを尽くすことが大事だ。」

Q.影の立役者を挙げるとすれば?

「パチューカには素晴らしい用具係が揃っている。常にユーモアいっぱいで、仕事にもベストを尽くす。我々がいい仕事が出来るのは全て彼らのお陰なので、常に感謝の気持ちを伝えている。」