この度、東京国立博物館、日本テレビ放送網、読売新聞社は2013年10月8日(火)より12月1日(日)まで、東京国立博物館平成館におきまして「特別展 京都-洛中洛外図と障壁画の美」を開催する運びとなりました。
戦国時代末期から江戸時代初期-織田信長、豊臣秀吉、徳川家康ら天下人が覇を唱えた時代の京都。本展覧会では当時そこに暮らした貴族、僧侶、武士、庶民、それぞれを象徴する場所として、御所、龍安寺、二条城、京の街を取り上げ、国宝や重要文化財などの優品と先進の技術を駆使した映像で再現します。
国宝、重要文化財に指定されている「洛中洛外図屏風」全7件、すべてを展示。 中でも当時の風俗を緻密に描いたことで知られる「洛中洛外図屏風 舟木本」を高精細画像で4×4メートルのスクリーン4 基に拡大投影し、その驚くほど繊細で精緻な表現に迫ります。
また龍安寺については、アメリカに渡った作品が初めての里帰りをするなど、散逸した襖絵18面が一堂に会します。 さらにテレビ局ならではの取り組みとして、龍安寺の石庭を先進の超高精細映像4Kで実写。幅約16メートルのスクリーンに投影し、四季の移ろいをご覧いただきます。
そして二条城からは、黒書院一の間、二の間の障壁画全69面と、二条城の象徴といえる大広間の「松鷹図」15面を展示。二条城を空間として壮大なスケールで再現します。
まさに「京都でも見ることのできない京都」を体感いただける、「特別展 京都―洛中洛外図と障壁画の美」にどうぞご期待ください。
主催者
〈重要文化財〉「洛中洛外図屏風 舟木本」左隻3扇(部分) 岩佐又兵衛筆 東京国立博物館蔵