もうすぐ、ひな祭りですね。女の子がいらっしゃるご家庭では、雛人形を飾り、
ごちそうを囲んでお祝いされる方も多いと思います。
今日は、「ひな祭り料理教えて」「離乳食も一緒に作れる料理を教えて」
というご質問にお応えして、
「鯛とアボカドの菜の花ちらし」をご紹介します。
春先に獲れる鯛は、産卵を前に身がピンク色に染まることから「桜鯛」と呼ばれ、珍重されています。
脂ののり具合が程良く、身の締まった美味しい鯛はおめでたい席にぴったり。
女の子の健やかな成長と幸せを願い、楽しい食卓でお祝いしてくださいね。
「鯛とアボカドの菜の花ちらし」
◆材料 (4人分)
米・・・・・・・・・2合
すし酢・・・・・・・大さじ4
真鯛(刺身用)・・・1サク(200g程度)
アボカド・・・・・・1個
菜の花・・・適宜
大葉・・・・・・・・10枚
刻みのり・・・・・・適宜
卵・・・・・・・・・2個
塩、砂糖・・・・・・少々
<A>
しょうゆ・・・・・・大さじ2
みりん・・・・・・・小さじ1
すりごま・・・・・・大さじ2
いりごま・・・・・・大さじ1
◆作り方
1.炊きたてのごはんにすし酢を入れて切るように混ぜ、皿に盛る。
2.<A>を合わせる。
3.菜の花は塩ゆでし、冷水に取って絞ってから、一口大に切る。大葉は千切りにする。
4.炒り卵を作る。小鍋に卵を割り入れ、砂糖と塩少々を加えてよく混ぜ合わせる。
混ざったら、弱火にかけ、菜ばし4~5本でぐるぐると絶えず混ぜる。
鍋底が見えるようになったら、火を止め、さらにかき混ぜて余熱で火を通す。
5.真鯛は5ミリ程度の幅に切る。(身の低い方を手前に置き、刃の根元から刃先にかけて弧を描くように引くように切る)
6.アボカドは半分に切って種と皮を除き、5ミリ程度の薄切りにする。
7.5と6を2で作ったたれにさっとからめ、1の皿に盛る。菜の花をちらし、大葉の千切りときざみのりをのせる。
★ポイント
1.炒り卵は、数本の菜ばしでよく混ぜてから火にかけると、色が均一になります。また、固まり始めたら、火を止めて
余熱で仕上げると、口当たりのよいものに仕上がります。
2.アボカドは切ったまま置いておくと、色が悪くなるので、食べる直前に切ってください。
3.菜の花の代わりに、茹でた「ブロッコリー、アスパラガス、さやいんげん、さやえんどう」や
さっと茹でたミツバなども合います。
☆離乳食について
白身魚は、脂肪が少なく、消化吸収も良いので、離乳食前期から使えます。特に、真鯛は、アレルギーが起こりにくく、
刺身は新鮮で、骨も皮もないので、離乳食に便利です。
小鍋に、だし汁(なければ水でも)を沸騰させてから真鯛の刺身一切れを入れて茹でて潰したり、
耐熱皿に水大さじ1程度と一緒に入れ、ラップをしてレンジで加熱して潰せば、魚のペーストが出来ます。
おかゆにのせたり、野菜のペーストと一緒に与えると食べやすいです。
お子様の月齢や離乳食の進み具合に合わせて、ペーストから形あるものに移行し、
細かく刻んだ菜の花や炒り卵を加えていきます。
ちなみに、卵は7~8カ月頃から与えられるようになりますが、卵黄から一さじずつ様子をみながら増やしてください。
離乳が進むにつれて卵黄から全卵へと進めていきます。
家族の食事から調味する前のものを取り分けると食品の種類も増え、バランスよく作れます。
小さなお子様も、ひな祭りのお食事を一緒に楽しんでくださいね。