物語

第5話「兄妹、騙す。」2024年11月2日 放送

“12時間以内に『カラス』の正体を突き止めろ”――。父を殺した鳳凰に復讐するため、巨大特殊詐欺グループ『幻獣』の内部に潜入した兄・貴一きいち(竜星涼)と妹・優貴ゆき(八木莉可子)。組織のトップに君臨する鳳凰まであと一歩に迫る兄妹に、最後の砦、青龍の罠が襲い掛かる!!

数時間前、青龍の下で働く集金屋が、“叩き(=強盗)”に遭ったフリをして詐欺の売上金1000万円を盗み出した。集金屋にウソの叩きを指示していた黒幕『カラス』の行方を追う青龍は、「カラスは、おまえだ」と貴一に疑いの目を向け、手始めに優貴の命を奪おうとする!

覚えのない濡れ衣を着せられた貴一は、「俺が本物のカラスを突き止める!」。優貴を救うため、貴一は自らの潔白を証明しようとするが……。

青龍が指定したタイムリミットは12時間! それまでに本物の『カラス』を暴き出せなければ全員皆殺し! 誰が敵で、誰が味方か……予測不可能な究極のダマし合い! そしてついに、“鳳凰”の正体が明らかに!!

以下、ネタバレを含みます。

貴一は本物の『カラス』をおびき出すため、死亡した集金屋・旭のふりをして『カラス』と連絡を取り、もう一度ウソの叩きを持ち掛ける。大金に釣られた『カラス』がまんまと誘いに乗ってくると、貴一は“出し子”の番匠に「あんたが旭に成り済ますんだ」と指示。番匠は言われるがまま大金を持って受け渡し場所に向かうが、『カラス』は一向に現れない……。その上、もう一人の出し子・宮川が、あろうことか貴一の部屋から、『カラス』に盗まれた1000万円を発見。貴一は一転して『カラス』に仕立て上げられてしまう。絶体絶命の貴一と優貴……。しかし、それは全て、本物の『カラス』を炙り出すために貴一が仕掛けた罠だった! ウソの叩きがあった現場の防犯カメラ映像から、『カラス』の正体が旭・番匠・宮川の3人であることに気付いていた貴一は、番匠と宮川が隠し持っている1000万円を奪い返すため、わざとハメられたふりをしていたのだ。貴一の罠にハマって自ら正体を露呈してしまった番匠と宮川は青龍によって始末され、優貴は無事に解放された。

「まさか、本当にカラスを突き止めるとはな」――青龍は初めから貴一がカラスではないことを知っていて、貴一の力を試していた。その狙いは、『幻獣』が企む、ある計画のため――。そして、青龍に認められた貴一と優貴の前に、ついに鳳凰が現れる!!