物語

第4話「兄妹、奪う。」2024年10月26日 放送

“死にたくなければ、盗まれたプログラムを取り戻せ”――。父を殺した鳳凰の正体を突き止めるべく、巨大特殊詐欺グループ『幻獣』の内部に潜入した兄・貴一きいち(竜星涼)と妹・優貴ゆき(八木莉可子)。命の危機をくぐり抜けながら鳳凰に近づく兄妹に、難敵・白虎が立ちはだかる――「盗まれた『おねだり女子』のプログラムを取り戻せ。失敗した場合は焼き殺す」。

『おねだり女子』は、女が男に直接会うことなく、メッセージのやりとりだけで恋愛感情を抱かせてカネをだまし取るロマンス詐欺。白虎はAIを使って何万人もの男と同時にやりとりができるプログラムを開発中だったが、そのデータが盗まれたのだ。

白虎を敵に回す大胆不敵な犯人“まりな”は、一体何者……?貴一は危険を承知で“まりな”のハコへの潜入を試みる。すると若菜(岡井みおん)が突然「私も、行かせてくれない?」と潜入を志願して……。

プログラムのファイルにかけられたロックが解除されるまで48時間!その前にプログラムを奪い返せるか!?潜入兄妹VSまりな!命懸けのダマし合いの行方は――!?

以下、ネタバレを含みます。

『おねだり女子』の自動化プログラムを取り戻すため、まりなのハコに潜入した貴一。現場に同行した若菜は「あの女は……お父さんを……」。若菜の父も、まりなの『おねだり女子』の餌食になり、人生をめちゃくちゃにされた被害者だった。若菜が幻獣の闇バイトに応募したワケは、父の借金を返すためだったのだ。

「今度は、俺たちがあの女をだましてやる」――若菜の無念を晴らそうとする貴一たちは、まりなの下でこき使われている雑用係の文哉を仲間に引き入れ、プログラムを取り戻そうとする。だが、単なる雑用係に見えた文哉は、実はプログラムを作った張本人・緑川だった。半年前、白虎に雇われてプログラムを開発した文哉は、プログラムを独占しようとして白虎に殺されかけたが、顔と名前を変えて生き延びていたのだ。「そういうことだ。じゃあ死んでくれ」――本性を現した文哉が、貴一たちの息の根を止めようとする――がしかし、だましていたのは貴一の方だった!貴一は文哉の正体に気付いていながら、プログラムの在りかにたどり着くために、わざとダマされたふりをしていたのだ……。文哉をまんまとハメた貴一たちはプログラムの奪回に成功し、まりなのハコも白虎の攻撃によって壊滅。無事にミッションをクリアし、安堵する貴一たち……に、息つく間もなく幻獣の武闘派・青龍が襲い掛かる――!!