第8話「兄妹、謀る。」2024年11月23日 放送
「ようこそ、幻獣へ」――父の仇を討つために巨大特殊詐欺グループ『幻獣』の内部に潜入した兄･貴一（竜星涼）と妹･優貴（八木莉可子）は、組織の中にいた内通者を暴き出し、幹部たちの信頼を勝ち取ることに成功。なおも素性を疑う鳳凰（藤ヶ谷太輔）の追及をなんとか切り抜け、『幻獣』の幹部に昇格を果たした。
あとは鳳凰のアジトを突き止めれば全てが終わる……そう思っていた兄妹を、さらなる危険が待ち受ける……。
「九頭龍の手がかりをつかんでください」――鳳凰たち『幻獣』の目的は、敵対する組織のボス・九頭龍に復讐することだった。『幻獣』と九頭龍の間にある深い因縁……その争いに亡き父・貴司（半田周平）が巻き込まれていたことを知った兄妹はショックを受ける。『幻獣』と九頭龍の両方を倒さなければ、この戦いは終わらない……。
父の遺志を継いで九頭龍をつぶす覚悟を決めた兄妹は、九頭龍の組織をおびき出すため、大病院を舞台に大胆な詐欺を仕掛けるが……。九頭龍に近づこうとする兄妹を最悪のピンチが襲う！！
九頭龍こと熊野忍（川瀬陽太）は、かつて鳳凰たちのボスだった。生きる術を教えてくれた熊野のことを鳳凰たちは父親のように慕っていたが、６年前、熊野は何者かに殺害された。その犯人に“九頭龍”の名と組織を乗っ取られた鳳凰たちは、二代目・九頭龍に復讐するために、新たに『幻獣』を立ち上げたのだった。そして、貴一たち家族を潜入捜査官に仕立てた県警の真の目的は、『幻獣』と九頭龍の組織を一網打尽にすることだった……。
父の遺志を継いで九頭龍をぶっつぶす覚悟を決めた貴一は、『幻獣』の幹部をおとりにして九頭龍の側近・信濃をおびき出そうと計画。“白虎が横浜湾岸病院に診療報酬詐欺を仕掛ける”というウソの情報を流し、まんまと病院に現れた信濃を貴一と朱雀（白石聖）が捕らえようとする。しかし、頭の切れる信濃に計画を先読みされ、逆に貴一と朱雀が信濃に拉致されてしまった！「兄ちゃん！」――優貴はスマホの位置情報を頼りに貴一の行方を追うものの、途中で見失ってしまい、入間（及川光博）に連絡して捜索隊を要請。しかし、県警は首を縦には振らず、要請は却下されてしまう……。やっぱり自分たち兄妹は捨て駒だったのか……怒りに震える優貴は意を決し、「私が兄ちゃんを守る！」――しかしその矢先、ハコの仲間・賢太（伊藤あさひ）に、警察の潜入捜査官であることがバレてしまい――。