ストーカーの佐竹(西山潤)に連れ去られそうになった凛(香音)を、間一髪のところで助け出した瀬奈(川口春奈)と真戸原(松村北斗)。真戸原は、佐竹の件を警察に相談するよう諭すが、凛はなぜかそれを嫌がる。瀬奈は、凛が佐竹に何らかの弱みを握られているのではないかと考え、個人的にこずえ(長濱ねる)に協力を仰ぐ。
詳しい話を聞くため、凛のバイト先のガールズバーに客として訪れるこずえ。そこで、佐竹がもともとガールズバーの客であり、佐竹に着替え中の写真を盗撮され脅されていることを知る。
佐竹と話をつけるため、アパート前に張り込む瀬奈と真戸原。瀬奈は佐竹がアパートから出てきたところで声を掛けると、凛を脅しているのかと問い詰める。すると、慌てた佐竹は「説明するからトラックに乗れ」と言い、瀬奈をその場から連れ出してしまう。目を離した隙に瀬奈がいなくなり、佐竹に連れ去られたと勘違いした真戸原は、無我夢中でトラックを追いかける。
佐竹が運転するトラックの中、凛を脅している理由を聞く瀬奈。すると、そこには思いがけない真相があり……。
凛のストーカートラブルに終わりが見えたのも束の間、突然、宇井(田中圭)がたかなし法律事務所に姿を現す。宇井は自身が経営する会社と、旅行会社、旅館の三社間で行う契約を締結するため、瀬奈に一泊二日での同行をお願いしたいという。宇井の突然の依頼に戸惑いつつも、仕事と割り切って依頼を受ける瀬奈。だが、それを聞いた真戸原は不安な思いが募ってしまい……。
瀬奈は、ストーカートラブル解決のお礼に真戸原家へ招かれる。真戸原家には瀬奈の他に、たかなし法律事務所の面々や、真戸原の大学時代の友人たちも来ている。凛とすっかり打ち解けた瀬奈は、厨房で料理を手伝うなど、真戸原の家族に馴染んでいく。和やかな空気が流れる中、突然真戸原の大学時代の友人である可奈子(横田真悠)がやってくる。和夫(光石研)や有紀(八木亜希子)は可奈子を歓迎するが、可奈子は瀬奈と目が合うなり、「邪魔したら悪いから」といいすぐに帰ってしまう。
食事が終わり、瀬奈を送る真戸原。自然と二人の距離は近くなり、思わず告白めいたことを口走ってしまう真戸原。瀬奈が反応に困っていると、そこへ凛がやってくる。凛は瀬奈が家に置き忘れたスマホを届けに来たという。その流れで、もう少し飲んでいかないかと提案する凛。悩む瀬奈だったが、凛に半ば強引に連れていかれてしまう。
凛や真戸原たちと飲みなおした瀬奈は、流れで真戸原家に泊まることになる。真戸原、凛、和夫、有紀と、5人横並びになって寝る瀬奈。戸惑いつつも真戸原の隣で横になった瀬奈は、真戸原と急接近する…が、「不安」になった真戸原は突然離れてしまう。そこに真戸原のスマホが鳴る。真戸原が廊下に出て話し始めると、瀬奈は真戸原の声に耳を澄ませる。すると、会話の中で「可奈子」という言葉が聞こえ、動揺する。電話を終えた真戸原は、部屋に戻ると声を掛けるが、瀬奈は咄嗟に寝たふりをしてしまう。真戸原はそのまま部屋から出て行くが、可奈子のもとに行ったのだと察した瀬奈は、ショックを受ける。結局、朝になっても真戸原は帰ってくることはなく、モヤモヤしたまま自宅に帰る瀬奈。
日が替わり、事務所で顔を合わせる瀬奈と真戸原。真戸原は、体調を崩していた可奈子のために朝まで看病をしていたと話し、瀬奈へ謝罪する。その謝罪の中で、可奈子がただの友人ではなく、元恋人であったことがわかり、ショックを受ける瀬奈。二人の気持ちはすれ違ってしまう。
瀬奈は、モヤモヤを抱えたまま宇井との出張当日を迎える。無事契約は締結し、旅館で二人きりになる瀬奈と宇井。そこで宇井は、娘・咲良が自身の子ではなく、兄の子であることを明かす。宇井の兄は8年前に交通事故で亡くなってしまったため、高齢の両親に代わり、咲良を引き取ることに決めたという。そして瀬奈の将来の邪魔をしたくないという思いから、咲良の存在を隠したまま別れることを決めたと話す。突然いなくなった理由を聞いた瀬奈は困惑しつつも、最終的には宇井の当時の決断を受け入れ、過去の出来事として消化する。だが、瀬奈とは反対に後悔が募っていた宇井は、「家族になりませんか?」と瀬奈に復縁を求める…。