こんにちわ!
なみです。
なみ(さんでも、ちゃんでも、呼び捨てでも)と覚えてくれたら嬉しいです。
そろそろですか?←誰に?
レシピの女王シーズン5のファイナルステージ。
TVでは、二次予選の真っ只中、
楽しいアイデア続々で「なるほど〜」なんて見ております。
実際の大会ではそろそろファイナルに出る上位何名かが決まり
レシピ提出がまもなくといった感じかな?
あ〜、思い出す。
この時期のなんとも言えない追い立てられてる感!
寝ても覚めてもレシピのことばかり・・・
1次予選、2次予選は、ある程度の時間(3ヶ月程度)があったのですが
2次予選から最終予選は2ヶ月程度。
そして最終予選からファイナルは1ヶ月程度と時間がなくなります。
しかも、勝ち進めば1日で3品の料理を作らねばならず
勝つか負けるかわからないけれど3品のレシピを
1ヶ月の期間で完成させなければいけないっていう
過酷な道のり。それがファイナル。
(あとから聞いた話、この期間にしっかり作れる人じゃないと
その後のレシピ本制作のハードスケジュールは乗り切れないと・・・・確かに納得!)
そんなファイナルで考えたお料理とその考えたこと
ちょっと綴ってみました。
レシピの女王シーズン4の
準々決勝のテーマは「鶏もも肉」
炊飯器で作るサムゲタン風のお料理→レシピ
を作りました。
鶏もも肉がテーマということで
鶏もも肉といえば、皮をパリッと香ばしく焼いたお料理が思い浮かんだのですが
なんせ、ファイナル。
お料理が被れば、負ける可能性が高くなる・・・
と、考えて定番の美味しいお料理は避けることに。
調理法は自分が便利に使っていた「炊飯器」を
どこかで使おうと思っていたので煮込み料理を考えてみることに。
普通は鶏もも肉で作らない煮込みのお料理・・・
(煮込みって地味だよね〜とさんざん考えて)
思いついたのは参鶏湯でした。
参鶏湯は鶏をまるごと使うので家庭料理にはなりにくいけれど
鶏もも肉なら簡単に作れるじゃない。
鶏は切って中に具を詰めて丸めてネギで結びます。
中から具が出てくるので楽しみもあり
中身も、身近なもので代用して作りやすくしました。
(鶏の中に入れたもの:プルーン・16穀米・薄切り餅・生姜)
スープはあえて豚汁風にして具沢山に
汁はあっさりと出汁と鶏がらスープで参鶏湯風なのですが
最後に簡単薬味(小ネギと市販のザーサイにごま油とゴマを入れただけ)で
味を変え、そうめんを添えて締めのラーメン風に仕上げました。
最初は鶏や中の具の味と優しいスープを味わって
最後にしっかり味を〆るという方法にしています。
準決勝のテーマは「丼」
我が家の定番のとん平を丼にした「とん平丼」を作りました。
こちらは、3品もあるファイナルのお料理。
全部は考えつかないからどっかで使ってやろうと
お題が出る前から思っていました。(策士ですから・・・ぷっ)
通常とん平焼きって中のお肉や野菜を炒めてから
卵を焼いて包むけど、我が家の定番とん平焼きは
面倒だから卵とお肉を焼いてキャベツを巻いて
蓋をして蒸し焼きにするっていうフライパン1回使いのズボラテク。
おうちでも、結構ヘビロテなもんだからみんなに喜ばれるはず。
でも一番悩んだのはどうやったら丼として完成するのかでした。
まずは白いご飯に乗っけて、通常にソースとマヨでいただいてみましたが
美味しいんだけど、なんか「とん平」と「ごはん」だ。
これじゃあ「とん平定食」だ・・・・
で、考えて具とごはんを「調和」させることを意識。
ごはんにしょうがと、桜海老を入れて炊いてみた。
両方とも、お好みソースとの相性は抜群。風味も良くって。
そこにこってりソースではなくソースを生姜入りの出汁で溶いてとろみをつけて
餡にすることで「定食」ではなく「丼」に変身させることに。
その生姜出汁を利用することで梅干しと市販のもずく酢をで味付けした
簡単お吸い物も添えられました。(こってりソース味の口直しにぴったりでした)
↑このもずく酢のお吸い物は和食の神谷シェフにも大変気に入ってもらえましたよ。
(こちらは、盛り付けの例・・・これも何回も変更しましたね〜)
丼は普通に作っているものだけに本当に難しかったです。
(どうやったら大会料理になるのかって)
レシピ自体は想像がつく味だと思いますが
すべてを食べた時に口の中で出来上がるお料理を目指しました。
なのでごはんに入れた具はお好みソースに合うようお好み焼きの具を使っています。
具とごはんの「調和」を考えてお好みソース以外はさっぱり感じられるようにしょうがや梅干しを使い
食感を大事にすること(山芋やキャベツのシャキシャキ感)で新しい丼を目指しました。
もちろん簡単に作れるのもポイントでした。
そして、最後の決勝テーマは「フリー」
(・・・フリーって!!とおもわず心の中で突っ込んだよ)
という事で「大きなアボカドハンバーグ」を作りました。
なんだろ、フリー!!!
なんだよ!フリー!!!
お題が出てからの心の声!
そんなこと言ってもしょうがないから
どうしよ〜〜〜〜っ(泣笑)
って毎日考えて考えて考えつかず。
気づいたら1週間前。
レシピ提出直前。
えっとえっと・・・私の考えてた料理って・・・
「息子の嫌いなものを美味しくたべさせる・・・」
「嫌いなもの。。。ピーマン、しいたけ、なす、アボカド・・・」
「そうだ、アボカド食べさせたい!美味しいって言わせてやる!」
「アボカドってまるくって可愛いな〜」
「丸い食べ物といえばハンバーグ。子供は大好き」
「ハンバーグにアボカド半分くっつけたら可愛くない?」
「アボカドの種の部分にソース入れてみたら面白いんじゃない?」
って考えついて作りました。
アボカドの形を残したいからオーブンで焼くか・・・・?
いや、でも今まで私がこだわっていたのは
変わった調理器具は使わないだった・・・
(今時はオーブン普通に使うできる主婦の方も多いけど)
オーブンに変わる身近な家電=トースターという方程式ができました。
オーブンより火力が弱い点はホイルで蒸し焼きにすることで克服。
味付けは昔、高知の料理嫌いなおばあちゃんが唯一作ってくれた
「バターしょうゆ味の焼肉」←私の大好物(なんでもバター醤油にしちゃう奴)
この味で行きたかったから、アボカドの種に詰められる
バターに液体のしょうゆの代わりに昆布の佃煮で味付けすることにしたら・・・
試作1発目から美味しかったんです!
そこから改良を重ね
アボカドにバターと佃煮を入れて肉だねにくっつけて肉だねを下にすることで
ソースが肉にしみて、しかも肉汁とソースでつけ合わせていただくほうれん草も絶妙な味付けに。
ベーコンで巻いて肉だねとアボカドを固定することとまた熱が加わりソースに出汁が溶け出す相乗効果。
プチトマトも添えて口直しのプチトマトソースも完成。
最後にホイルの口を開けてチーズとアーモンドスライスをのせてもう一度トースターで焼くことで
香ばしい風味に食感の変化もだせました。
試作段階では付け合わせの野菜もまだ決まらず、
アーモンドはダイスを使用してました
レシピ提出をして、大会前の数日の最後の最後にサラダご飯
(きゅうりやコーンなどの野菜の具を少量のご飯と混ぜ寿司酢とレモン汁で味付け)
も思いつき、急遽添えることに。←トースターの焼き時間に作れる時短レシピです。
こってりしたものにあっさり口直し、
しっかりした食感をどこかに入れる
・・・はもう私のお料理の定番になっていました。
ただ、このお料理は大会当日も練習をしたのですが
どうしてもタイムオーバーになってしまい
本当にできるか不安なまま当日を迎えたのですが
ファイナルではキッチンのコンロに蓋をして作業場所をしっかり取れたおかげで
時間2分前に終了。(蓋をしたことでTV的にも盛り上がりましたね)
本当にホッとして涙が出ました。
(ファイナル前に実際に見たダブル虹!生まれて初めて!
この虹にお願いしたことも良かったことかな?)
ちなみにファイナルに来るまで、一貫して考えてきたのは
野菜嫌いな息子のための
「子供が楽しく野菜を食べられるお料理」でしたが
ファイナルはそれに加えて、
「誰がなんのために作るのか」という事も考えました。
いわゆるコンセプトってやつですね。
レシピを考えるときに、あると便利なやつです。
そして、そのコンセプトのおかげで作るお料理がぶれずに済みました。
大会側からは「新しい」「簡単な」お料理を求められます。
私はファイナルでは
⒈「子供が楽しく野菜を食べられる」
⒉「忙しい母が楽して作れる」
この二つを基本にしました。
子供の笑顔が母の原動力!
そういう意味では大会のコンセプトと私のコンセプトはとてもマッチしたんでしょうね。
この大会でお料理に対してコンセプトを持つことで
美味しいレシピが生まれるのだということを学びました。
それは大会が終わっても私のお料理に反映されていると思います。
優勝当日、嬉しくて会場からもらってきたキラキラの中にダイブするハル!
漫画か!!!
まだまだ放送は続くので
そんなことを考えながら見てみたらまた楽しんでいただけるのではないかなって思います。
そして、もしファイナル出場する方で見てくださった方、
がんばってください。あと少し!
もしも、何かに悩んでいるならやりきった方が気持ちいい。
ぎりぎりまでやったことには結果がついてきます。
それがどんな結果でも自分の力になると信じてやりきれたら
きっと自分をもっと好きになれるはず。
・・・今はそれどころじゃないと思いますが
どうぞ、がんばってください^▽^
陰ながら応援しています!!!
本日もおつきあいありがとうございました!
元気に楽しい1日をお過ごし下さい♪
******コメントありがとうございます〜******
皆さんの暖かいコメントが毎日の楽しみです!
ほんとうにありがとうございます!
今後も皆さんとのおしゃべりを楽しみにしていますのでどぞお気軽に〜。
コメントの返信は頂いたコメント欄の下にさせていただいています!
よろしくお願いいたします♪