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帰ってきた!3月1日(土)よる7時00分〜8時54分 放送

あなたはダマされていませんか?日本のウソSP 年末の風物詩なのは日本だけ!?ベートーベン「第九」の真実!

2019.12.07 公開

玉川大学教授で指揮者!

【音楽】
野本 由紀夫先生

◆「歓喜の歌」の冒頭には、ベートーべンが自分で書き加えた「おお友よ 私が伝えたかったのは このような調べ(旋律)ではない」という歌詞がある!

〈第九〉とは、ドイツの作曲家・ベートーベンの9番目にして最後の交響曲で、正式なタイトルは、『交響曲第9番 ニ短調 作品125(合唱付)』。
〈第九〉は、一般的な交響曲と同様、第1楽章から第4楽章までありますが、第3楽章までは歌詞がなく、オーケストラ演奏だけ。「歓喜の歌」は、よく耳にする合唱がある第4楽章のことをいいます。
ベートーベンが自作した歌詞は、第1楽章から第3楽章はなかった事にしてください、と否定しているのです。
これから始まる第4楽章こそが本当に伝えたいことだと歌っています。

◆日本で初めて「第九」を演奏したのは・・・徳島県のドイツ兵捕虜!
1914年(大正3)に始まった第一次世界大戦で、日独戦争に敗れ、徳島県の坂東俘虜収容所にドイツ兵が捕虜として収容されました。
可能な限りの自主的な活動が許されていた収容所で、1918年6月1日の定期演奏会で演奏した〈第九〉が、日本で初めて演奏された〈第九〉だったのです。

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