今若者に“昭和歌謡”がブーム 日本を代表するヒットメーカー・松本 隆先生に学ぶ! “魔法の日本語表現”第2弾
天才ヒットメーカー
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世界一受けたい授業でおなじみの名講師!
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◆実は今、若者に昭和歌謡が大人気!
1970年代から80年代に発売された日本の昭和歌謡は、シティポップと呼ばれ、CD ショップには専門コーナーもあるほど!
火付け役の1人は韓国人DJナイト・テンポさん
クラブやフェスで自らアレンジした日本の昭和歌謡を流し若者の心を掴んでいる。
◆「瑠璃色の地球」が若い世代を中心に支持を得ている
社会問題化していた環境破壊を食い止めようと訴えた歌詞ですがコロナ禍に苦しむまさに今のために書いたのではないかと思うほど、歌詞が心に響くと若者を中心に共感を得ています。
◆松本先生が1番大切にしてきたテーマ
「失恋して心がくじけて倒れたところから、どう立ち直るか人々の折れた心をなんとか癒せればいいかな」
松本先生の詞には、折れた心を癒す前向きな言葉が散りばめられています。
自分が紡いできた言葉が、世代を超え今の若者の心にも生き続けている事は、何よりも幸せに感じるという。
~松本隆先生の日本語表現~
①松田聖子さん「小麦色のマーメイド」
「常夏色の夢追いかけてあなたをつかまえて泳ぐの私、裸足のマーメイド」
マーメイド、人魚に足がない中で、あえて足をつける。
アレ?って思わせるところが上手く、単語の組み合わせで情景をより想像させてくれる。
②松田聖子さん「ハートをRock」
「ハートをLockされたいの 家まで送ってとせがみ 間違った道を教えるわ このまま時間に鍵かけて」
遠回りをさせて彼と少しでも一緒にいたいということを表現している。
③松田聖子さん「マリオネットの涙」
「まるで幸福は 失くしたボタン 失って気付く大事なもの」
これもいい比喩表現ですよね。
普段何とも思っていないのに、いざなくしてしまうと全く同じものが見つからないというのがポイント。