この授業を見ればわかる!超話題のノンフィクション 『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』
「本屋大賞」のノンフィクション部門大賞を受賞!
著者である先生がイギリスから緊急来校!
![]() | 【特別授業】 |
◆夏休み明けの新学期。
先生の息子さんが「どんな夏休みだった?」と聞くと、友達は『ずっとお腹が空いていた』と言った!
イギリスでは、子どもの総人口の約3分の1が貧困家庭だというデータが。
公立校にはフリーミールという制度があり、生活保護などを受ける貧しい家庭の子どもは学食で好きな食べ物や飲み物を無料で受け取ることができます。
しかし、フリーミールには限度額があるため、育ち盛りの中学生はすぐ使い切ってしまい、その後昼食を食べられずに我慢する生徒もいます。
◆イギリスの小学校では、教科書を使わない!
先生が配るプリントを中心に授業が行われています。
日本のように国が定めた教科書がないので学校の先生の力量で子どもの学力にも差が出ると言われています。
◆イギリスの保育園で多様性を学ぶのに最適と言われ読まれている絵本「タンタンタンゴはパパふたり」
この絵本は…動物園で恋に落ちた2羽のオスペンギンを描いた実話。
オス同士だけど、いつも2羽はどこにいくのも一緒。彼らは他のペンギンたちが卵を産み、温めるのを見て卵に似た石を拾って温め始めます。
それを見た飼育員が石の代わりに、他の親が放置した本物の卵をこっそり置いてみると…オスのカップルが卵を温め続け、赤ちゃんが誕生。彼らはパパになった…というお話。
いろんな家族がいるという多様性を子ども達に伝えるために、イギリスの多くの保育園に置いてあります。
◆イギリスの中学校では、表現力・想像力などを鍛えるために「演劇」の授業がある!
イギリスの中学教育には、言葉を使った自己表現能力や創造性、コミュニケーション力を高めるため「演劇」という教科があります。
◆テストで、エンパシーとは何かという問題が出た時、先生の息子さんは「他人の靴履いてみる」と答えて満点を獲得!
エンパシーとは、感情移入。つまり相手の気持ちになって考えるということ。イギリスのことわざでこういう言葉があり、
本当に他人の靴を履くのではなく、「男性が女性のハイヒールを履いたら、足の痛みとか歩きづらさが分かる」というように、自分とは違う立場の人の気持ちや考えを想像してみるということです。