検 索 無料配信 番組表

世界一受けたい授業

帰ってきた!3月1日(土)よる7時00分〜8時54分 放送

ディズニー100周年!時代を超えて愛されるディズニー音楽!15の秘密

2023.12.16 公開

特別授業
谷口 昭弘 先生

富山県出身。東京学芸大学大学院にて修士号(教育)を取得後、
2003年フロリダ州立大学にて博士号(音楽学)を取得。
専門はアメリカのクラシック音楽で、博士論文のテーマは1930年代、アメリカのネットワーク・ラジオ放送によって委嘱された音楽作品。
帰国後は専門を生かした音楽評論活動に従事し、『レコード芸術』にアメリカ音楽のディスク・レビューを、『音楽現代』にクラシックの演奏評を書いている。その他にも『季刊アルテス』『教育音楽 小学版』『音楽文化の創造』『CDジャーナル』『モーストリークラシック』などの雑誌・新聞にも執筆経験がある。
2016年にはディズニーによる世界初アニメ映画からの音楽を徹底的に分析した著書『ディズニー・ミュージック―ディズニー映画 音楽の秘密』を出版。

 

◆ディズニー100周年!時代を超えて愛されるディズニー音楽!15の秘密

古今東西の名物講師が登場し自ら「使える学問」を講義する『世界一受けたい授業』が12月16日に放送された。『ディズニー100周年!時代を超えて愛されるディズニー音楽!15の秘密』という講義では、今年で創立100周年を迎えたディズニーの“音楽の魅力”を特集。ディズニースタジオがハリウッドで初めて採用したという、音楽に関する技術などが紹介された。
ディズニー映画の多くは映像より先に楽曲が完成されており、主題歌やメイン楽曲が映画全体を支えているそうだ。

さらにアメリカ・カリフォルニアにある『ウォルト・ディズニー・スタジオ』に、カメラが潜入し、ディズニー初の長編アニメーション作品『白雪姫』の楽譜原本を日本のテレビで初公開。手書きの楽譜などが保管されているライブラリーの様子が放送された。ライブラリーの責任者が「厳重に管理されていたため、何年も誰も目にしていないんです」と取り出した、1937年公開の長編アニメーション作品『白雪姫』の楽譜原本には、作曲家や監督たちが書き残したアニメーションの場面設定が細かく書き込まれていた。『白雪姫が笑う』や『あくびをする』といった内容がメモされており、ディズニー音楽の詳しい谷口昭弘教授によれば、ディズニー映画の制作では最初に書かれた曲の楽譜にアニメーションのタイミングも書かれており、その楽譜を見ながら絵を書くのだという。

番組の後半では、ピアニストのハラミちゃんと日本テレビの岩田絵里奈アナウンサーが東京ディズニーリゾート®︎を訪問し、音楽の秘密に迫った。

まず二人が訪れたのは、テーマソング『小さな世界』と共に世界を旅するアトラクション『イッツ・ア・スモールワールド』。ここではアトラクション内で流れる『小さな世界』のところどころに、ディズニー映画の曲が13曲も混ざっているのだという。アトラクションの場面に合わせて、それぞれの曲のフレーズがさりげなく流れるのだそうだ。パーク内にはそのほかにも音楽に関する様々な仕掛けがあり、中にはディズニーの世界観に没入させるため、あえてBGMの流れていないエリアも存在する。BGMがない代わりに蒸気船や機関車の音が聞こえてくる場所に足を運んだハラミちゃんは「環境音そのものが、もう世界観を演出している気がするので、余計な音楽を無くしているんですかね?」と分析した。東京ディズニーランド®︎、東京ディズニーシー®︎のどちらにも、BGMが無い場所があるそうだ。

さらに東京ディズニーランド®︎で行われているショー『ディズニー・ハーモニー・イン・カラー』で使用しているディズニーソングはパレード用にアレンジしているという。ゆったりとした曲調の映画『ピノキオ』で使用されている『星に願いを』は、パレード用にアップテンポな曲に。さらにもう一つのポイントが「1つの曲が流れている間にその次の曲がうまい具合に重なって乗り変わる」音楽の工夫。バラバラだった原曲のキーやテンポを合わせ違和感なく次へと乗り替わっていくシステムにハラミちゃんも「テンポとかコードとかも全てうまく揃っていて、アレンジを聞くだけで十分な素敵な音楽です」とディズニーの音楽へのこだわりに感動していた。

 

TVer にて最新話を無料配信中!


 番組公式 X(旧Twitter) もチェック!

この記事を
シェアする

TVer 視聴ランキング(日テレ)

2025年3月31日 時点

※TVer内の画面表示と異なる場合があります。

おすすめ記事
©Nippon Television Network Corporation