あなたもダマされる!? 実際にあった最新詐欺手口とは…?
| 【社会】 |
認定ホワイトハッカー
1991年生まれ。慶應義塾大学卒業。
GIFTED AGENT合同会社 代表社員。
高校に行く意味を感じず、15歳からエンジニアとして働き始め、
Tokyo Otaku Modeを代表とする複数のITベンチャーの立ち上げ、
事業売却、役員業務等に携わる。
『あなたもダマされる!?実際にあった!最新詐欺手口』という講義では、サイバー犯罪からデータや情報を守る専門家が、身近に迫る最新詐欺の実態を紹介した。
専門家は講義冒頭で、有名企業を装い、ショートメールを利用して個人情報を盗む『スミッシング詐欺』の手口を紹介。20代の若者に被害が多いことがわかっているそうで、小さい頃からネットを利用している世代は、オンラインで個人情報を共有することに抵抗がないことから、こうした詐欺被害にあいやすいのだという。専門家によれば、スマートフォンに身に覚えのないショートメッセージが届いた時点で、電話番号だけでなくその他の個人情報も流出している可能性が高いため、二段階認証やワンタイムパスワードといったセキュリティ対策を活用することが重要なのだそうだ。
番組では実際に約8000万円の投資詐欺に遭った被害男性を直接取材。その被害の内容を明らかにした。
家族が入院したことをきっかけに、以前から行っていた投資に力を入れるようになった男性は、大手チャットアプリで有名投資家を名乗るアカウントと個人チャットでやり取りをするように。当初はなりすましを疑っていたというが、おすすめされた投資先の銘柄が値上がりしたことや、有名投資家の書籍が送られその内容に関するやり取りを重ねたことで、相手を信じるようになったという。専門家は「ここで銘柄が上がったのは偶然なんですが、実際の株式の規制を言ってきたりと犯人グループは相当知識があるようになっています」と注意を促した。
その後、実際に投資を始めた男性。利益が引き出せるか心配になりニセ投資家に確認を取ると、すぐに口座への入金があったという。偽のアプリで投資分の資産が増えているように見せかけられた男性は、その後も入金を繰り返し、最終的には借金した金額を含め、3か月で約8000万円を失ってしまったという。
恐ろしい詐欺手口の実態に、俳優の芳根京子は「いろんなことに対して一回疑うってことが必要な気がしちゃう」とコメント。教頭のくりぃむしちゅー・上田晋也も「危機感は持っとかないとね」と気を引き締めた。
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