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世界一受けたい授業

帰ってきた!3月1日(土)よる7時00分〜8時54分 放送

世界各地で起きた不可思議な現象を科学者たちが解き明かす!未解決ワンダーゾーン

2023.11.18 公開

社会
大城 道則 先生

専門は古代エジプト史。
バーミンガム大学でエジプト学の修士号取得、
2001年に博士号を取得。
エジプト以外にもシリアのパルミラ遺跡とイタリアのポンペイ遺跡において発掘調査に参加。
2003年から駒澤大学勤務、現在は文学部教授。
『ピラミッドへの道』(講談社)
『古代エジプト 死者からの声』(河出書房新社)
など著書も多数。

 

古今東西の名物講師が登場し自ら“使える学問”を講義する『世界一受けたい授業』2時間スペシャルが11日に放送された。『永年の謎が解けた!未解決ワンダーゾーン』という講義では、世界各地で起きた不可思議な現象を科学者たちがその原因と併せて紹介した。

番組では、ピサの斜塔が3回の大地震を耐え抜き、建築から650年以上経った今でも倒れない理由や、2200年以上前に作られた始皇帝の墓のまわりから出土した青銅製の武器がさびることなく、当時の状態を保っている仕組みなど、次々と解説された。いずれもその地域の地質や土壌の成分が影響しているのだという。

動物に関する謎もテーマに挙がり、パンダの体毛が白黒なのは、夏の森の中でも冬の雪の積もる環境でも、天敵から身を守るためという驚きの理由が明かされた。パンダは冬眠をしないため一年中食料を探す必要があり、さまざまな環境で敵に目立たない白黒に進化したそうだ。そのほか草食動物のパンダが春先に太る理由として、パンダの持つ腸内細菌がタケノコなどに含まれるわずかなタンパク質と炭水化物を吸収し、脂肪蓄積を促進していることも紹介されると、スタジオからは驚きの声があがった。

講義の最後には、モザンビークの国立公園に生息する多くのメスのゾウに牙がなくなっているという話題が登場。一般的にオス・メス共に、大きな牙があるのが特徴だというアフリカゾウだが、人間による密猟の横行が原因で、牙を持たない状態で生まれるように進化したのだという。モザンビークでは1977年に内戦が勃発し、双方の軍が財源確保のため、大量のアフリカゾウを殺して牙を奪った。ゾウは牙がない方が生き延びる可能性が高いと判断し、わずか50年で急速に進化を遂げたそうだ。研究者も驚愕(きょうがく)の研究結果に、ゲスト出演した俳優の安田顕は「殺されたくないから牙がなくなっていくっていうのはこれなんか、僕がいうと浅く感じますけど深いなっていう」とコメントを残した。

 

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