直木賞作家・今村翔吾先生が教える!現代を生きる人々にヒントを与えてくれる!戦国武将のエピソード!
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2017年『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組』でデビュー。
同作で第7回歴史時代作家クラブ賞・文庫書き下ろし新人賞を受賞。
2018年「童神」で第10回角川春樹小説賞を受賞、同作は、第160回直木三十五賞候補にもなった。
2022年、『塞王の楯』で第166回直木賞受賞。
◆人気戦国武将が残した名言や逸話から学ぶ!
上杉謙信が残したメッセージ
軍神と言われた上杉謙信ですが、27歳の頃、家臣同士の争いなどでみんなバラバラで、
誰も言うことを聞いてくれませんでした。
そこで謙信は… 引退宣言 をして部下をまとめたのです!
謙信は突然、新潟から和歌山の高野山に行き、出家しようとしました。
慌てた家臣がなんとか説得をして、謙信を連れ戻しました。それから謙信を支えるために、家臣たちは一致団結したそうです。※諸説あります
現代に置き換えると…
部下がついて来ずバラバラの時は、自分自身の存在がどれだけ大切かを周りに認識させるのも
人をまとめるには効果的なのかもしれません!
武田信玄が残したメッセージ
武田信玄は戦で勝った後、反省会を開き、家臣たちを批評してこんな言葉を残しました。
合戦の勝敗は、6〜7割も勝てば大勝と同じ。
8割の勝ちは危険、まして9〜10割の勝ちは、大敗の元になりかねない。
6〜7割なら次への励みになり、8割以上の成功だと怠けてしまい、完全に勝利するとおごって油断が生まれると言うことです。
先生曰く、これは戦だけでなく、全てにおいて通じる言葉だそうです。
現代に置き換えると…
テストでいい点数を取った時に油断して、次のテストで成績がガクッと落ちることってありますよね?
ところが70点くらいの点数だった時に、苦手なところを見つけるいいチャンスだったと思うと、
次はもっといい点数が取れるように頑張れるんです!
失敗は人を成功させるチャンスでもあります。
信玄の考え方は6〜7割の勝利が、次に繋がる1番の勝ち方と言うことなのです。
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