『スパイ映画のウソ?ホント?世界のスパイミステリーTOP7』スパイ映画の技術が実在しているのか徹底解説
| 【特別授業】 |
国際ジャーナリスト。
1974年生まれ。米ネヴァダ大学ジャーナリズム学部卒業。
講談社、英ロイター通信社、『ニューズウィーク』などで活躍。
その後、米マサチューセッツ工科大学でフルブライト・フェローとして
国際情勢とサイバーセキュリティの研究・取材活動にあたり、
帰国後はジャーナリストとして活躍。
古今東西の名物講師が登場し、自ら“使える学問”を講義する『世界一受けたい授業』が25日に放送された。『スパイ映画のウソ?ホント?世界のスパイミステリーTOP7』という講義では、専門家がスパイ映画に登場する技術が実在しているのか徹底解説。さらに現代のスパイにまつわるクイズを出題した。
スパイ映画でしばしば登場する、『変装マスク』や『口紅などに偽装した拳銃』などのスパイグッズ。それらはいずれも実際にスパイが使用しており、かつてアメリカのCIA(米中央情報局)やソ連のスパイ組織が開発し実用化されていたのだという。現在ではさらに高度な技術が偽装や変装に用いられているそうだ。
講義後半では、現代のスパイ活動についても話題がおよび、今や諜報活動(ちょうほうかつどう)の65%がそこで行われているという、サーバー上でのスパイ行為について解説がなされた。最近では、ホテルのテレビや、私たちが普段使用しているスマートフォンなどインターネットに接続されている機器をハッキングすることで、盗撮や盗聴といった諜報が行われているという。専門家によれば、こうしたハッキングの対策は難しいそうで、「スパイ組織に狙われたらもう対応・対処しようがないとはいいますね」とセキュリティ対策なども効果のない場合があるのだとか。
一方で、現在も様々な方法でスパイが一般人に直接関わってくることもあり、企業の情報を入手するために“道を尋ねる”ことをきっかけに日本人社員に接触したロシアのスパイなどが紹介された。偽装結婚した2人のスパイが結婚した状態で他国に移り住み、子供までもうけたうえで、普通の社会人として生活しながらスパイ活動をしていた事例もあるという。
家族すらだましながら活動しているというスパイの知られざる実情について、くりぃむしちゅーの有田哲平は「鳥肌立つ」とリアクション。さらにゲスト出演した俳優の柴咲コウも「知らないことってまだまだ沢山あるんだなと思いました」と驚いていた。
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