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Vol.1 「どこをとっても絵になる」街、ボストン

2015/12/01

来年3月19日、いよいよ『俺たちの国芳、わたしの国貞』が始まります。アメリカはボストン美術館の所蔵品より、国芳・国貞の浮世絵の名品を一挙公開!

ということで、マサチューセッツ州はボストンの街を訪ねました。

ボストンが誇る文化の象徴、ボストン美術館

延々と続くレンガ造りのアパートメントに、小さいけれど厳かなたたずまいの古風な教会……。ボストンの街に足を踏み入れてまず驚くのは、「どこをとっても絵になる」その美しい街並です。

レンガの建物が建ち並ぶ街路は情緒豊か

ボストンは、1630年にイギリスからやってきた清教徒たちがつくった、アメリカの古都のひとつです。いたるところにヨーロッパ風の建物が建ち並び、チャールズ川沿いの遊歩道やアメリカ最古の公園「ボストンコモン」など緑も豊か。晴れた日にのんびり散策できたら、さぞ気持ちが良いことでしょう。実際、生活圏を歩いて回れるボストンは、人間サイズのコンパクトな街。アメリカというと「車社会」というイメージがありますが、ボストンはちょっと違うようです。

チャールズ川越しに望むボストンの街並。冬にはこの川が凍ります

またボストンは、ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学、バークリー音楽大学など、名だたる大学のキャンパスがひしめく、世界的な学園都市であることでも有名です。

ダウンタウンの中央に広がる、アメリカ最古の公園「ボストンコモン」

展覧会の企画者のひとり、ボストン美術館のセーラ・E・トンプソンさんによると、「ボストンは文化の街、ニューヨークはお金の街」なのだそう。もちろん「文化の街」の象徴は、ボストン美術館にほかなりません。

このコラムでは、「文化と歴史」に焦点を当て、ボストンの街とボストン美術館を紹介します。

<プラスワン情報>
ボストンはニューヨークから高速鉄道で3時間半から4時間ほど。緯度は北海道の室蘭市とほぼ同じです。

木谷節子 プロフィール

アートライター。現在「婦人公論」「SODA」「Bunkamura magazine」などでアート情報を執筆。
アートムックの執筆のほか、最近では美術講座の講師もつとめる。

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