2012年12月2日(日)/30分枠 25:00〜
筑豊の虫はかせ 好奇心 ! 野山を駆ける
制作=福岡放送
かつて炭鉱で栄えた福岡県の筑豊地方。そこで今、時折開かれる観察会がある。「顔見て!目が大きくて、かわいいでしょ」甲高い声で、参加者の心をつかむ飯塚市の予備校講師・岸本博和さん(45)。何の顔がかわいいのかというと、ベニシジミというチョウの一種。これは“虫”の観察会だ!幼い頃から大の虫好きだった岸本さん。特にバッタが好きで、ニックネームは「キシキシバッタ」。こちらも虫好きの妻・麻衣子さん(37)は、旧姓にちなんで「なるむし」。今や観察会は、夫婦のライフワークとなっている。自分の目で見て、触れることで実感する小さな命の輝き。初めは虫を嫌がっていた子どもたちが、どんどん好奇心を膨らませていく…。「筑豊の虫はかせ」が驚きと発見がいっぱいの虫の世界へと案内する。
ナレーター:杉山裕子
=再放送=
12月9日(日)11:00〜「BS日テレ」/12月9日(日)18:30〜CS「日テレNEWS24」
2012年12月9日(日)/30分枠 25:40〜
魂が眠っている 遺された赤紙
制作=テレビ信州
長野県大町市の民家の土蔵から、戦時中の召集令状「赤紙」の受領証をはじめとする大量の「兵事書類」が見つかった。保管していたのは故・大日向正門さん。戦時中、社村(やしろむら・現大町市)の職員として、村民に「赤紙」を手渡す兵事係を務めていた。兵事係は、徴兵の人選にも関わり、戦死の報せをも運んだといわれる。終戦によって大本営は、全国に兵事書類の焼却処分を命じたが、土蔵に留め置かれた書類は、大日向さんがこの命令に従わなかったことを示すのか。家族にも「触るな。魂が眠っている」とだけ話し、中身を秘密にしていたという。1941年12月8日の太平洋戦争開戦時、若干26歳。村民を戦場へ送り出し、死の報せを届けた大日向青年が、書類を隠した思いはどこにあったのか…。
ナレーター:苅谷俊介
=再放送=
12月16日(日)11:00〜「BS日テレ」/12月16日(日)18:30〜CS「日テレNEWS24」
2012年12月23日(日)/55分枠 25:50〜
遠きフクシマの故郷 〜さまよえる家族たち〜
制作=福島中央テレビ・中京テレビ *共同製作
「原子力 明るい未来のエネルギー」福島第1原発のお膝元・双葉町にそんな標語が掲げられている。その標語を小学生の頃に作った男性は今、愛知県で家族と避難生活を送る。36歳、避難先で誕生した息子にいずれ見せるため、警戒区域にある故郷の記録を撮り続けている。そして、郡山市から3人の娘を連れて山形に避難した妻と、仕事のために残った夫。家のローン、子供の学校、なにより家族一緒にいたいという願い…。離ればなれの家族が一緒に暮らせる日はいつになるのか。原発事故が奪った家族の日常。それぞれの思いを通じて、福島の今を伝え、故郷の未来への展望を探る。
ナレーター:中山由佳(FCTアナウンサー)
=再放送=
12月30日(日)11:00〜「BS日テレ」/12月30日(日)18:00〜CS「日テレNEWS24」