NNNドキュメント‘14「山津波 宅地開発の死角 〜広島土砂災害の教訓〜」が、
ギャラクシー賞9月度月間賞を受賞しました。
[ 番組内容 ]
8月20日、広島市の住宅地を襲った土石流。被害に遭ったのは高度経済成長が進む昭和30年代以降、急速に宅地化されたエリアだ。山々を削り斜面に張り付くように進んだ住宅の建設。28年前マイホームを建てた男性は、土砂災害など予想もしなかった。「裏山は心配だが他に行く所がない」と住み続けることを決めている。5年前、念願の一軒家を購入した30代の男性も住宅に大きな被害を受けた。ローンは残ったまま、先のことは決まっていない。広島市では1999年にも犠牲者32人を出した豪雨土砂災害が発生し、防災体制を強化していたはずだった。しかし被災地は「土砂災害警戒区域」に指定されていなかった。被災者たちは口々に言う。「まさか、うちが…」。土砂災害に見舞われて1ヶ月。広島の宅地開発の死角を探る。
ナレーター:松本光生 2014/9/21放送 制作 広島テレビ