「死刑囚の子 殺された母と、殺した父へ」が、坂田記念ジャーナリスム賞を
受賞しました。
[ 番組内容 ]
2000年3月。大山寛人さん(25)は小学6年生。父から夜釣りに誘われ、喜んで出かけた。助手席の母は動かない。何かが海に落ちる音がした。その後母は、海で遺体となって見つかった。この2年前、父は自身の養父を殺害。共に保険金を詐取していた。殺人犯の息子であり、遺族でもある大山さんは社会から孤立し、自らの境遇を呪い、父を憎んだ。自殺を図るが死ねなかった。3年半ぶりに面会した父はやつれ果てていた。2011年最高裁で死刑が確定。安倍政権発足後、相次いで死刑が執行され、大山さんの心身のストレスは極限状態だ。父は、現世に未練が残るからもう会いに来ないでほしいという。息子の思いはただ一つ…「生きて罪を償ってほしい」*家庭内で起きる殺人事件は、2010年度の統計で全体の約半数。
ナレーター:高川裕也 2013/6/23放送 制作 読売テレビ放送